ヨコイです。
年末年始恒例になりつつある「普段は観に行かないけど年末年始ぐらいは映画館に映画を観に行こうキャンペーン」を独りで実施してきまして。大晦日だったんですけどね、マーティン・スコセッシ監督『シャイン・ア・ライト』を観に行きました。
映画というよりは、要は2006年にニューヨークのビーコン・シアターで行われたローリング・ストーンズのライヴ映像なんですけど、まあこれがいちいちカッコいいっすね。もうずっとうるうるしながら観てました。
映画の始まりは、セットリストを教えてもらえないせいで曲順にあわせて撮影プランをたてることが難航するスコセッシ側と、舞台セットにイチャモンをつけながらセットリストの件などおかまいなしにリハーサルをするストーンズ側の、お互いのコミュニケーションがままならない状況。
それでもライヴの開始は刻々と近づくわけで、クリントン元大統領のスピーチを経てメンバーの登場、さあライヴが、というところ間一髪のタイミングでセットリストが届いてディレクター席のスコセッシも臨戦態勢。と次の瞬間、キース・リチャーズの弾く『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』のリフ。このあたりの編集は心憎いですよ。スクリーンへの集中力が一気にキース一人に集約されます。泣きそうになりました。演奏シーンのカットも短めでつながれていて、迫力がビシビシと伝わります。
カットの長さは中盤からは短めよりも長めのカットが多かったような。つまり序盤はスピーディーな迫力、中盤からはじっくり見させてくれるというわけですね。
ゲストはジャック・ホワイト、バディ・ガイ、クリスティーナ・アギレラ。なかでもバディ・ガイがスゴい。声量もハンパないけれど、ブルース・シーンを牽引してきた、その背負ってるモノの凄みと誇りが見えた気がする。特にミック・ジャガーを見据える目と、そのバディ・ガイにジリジリとズームアップするショットは強烈。
それにしても、もう60代なのに、動きの軽いこと軽いこと。照明で顔が白くトんだミック・ジャガーが、まるで20代のミックがそこに立っているかのように錯覚してしまうことが何度もありました。ロン・ウッドはボー・ディドリーとの共演の映像がなんとなく記憶にあるけれど、その頃と全然変わってない気がする。そしてキース・リチャーズ。2曲歌ってます。ミックは健康管理バッチリであのキレキレのステージングだけど、健康管理してないキースもあのカッコよさ。
そしていつも思うけど、フィルム、いいっすね。特にフィルムで撮ったライヴは格別の味わいっすよ。見とれてました。あー、いつかフィルムでライヴ撮ってみたいなぁ、なんてはかなく夢心地になってしまいました。
2009年01月02日
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