たとえば、昨日のプログラムの中の、平川祐樹さんの作品『pulse』は、おそらく1秒間に3回以上と思われる白点滅があったり、音楽がノイジーだったりして、作風としては万人向けではないのかもしれません。
ただ、僕は、「作りたい」という初期衝動みたいなものを感じながら観ていまして。
カットのひとつひとつに、自分はこれなんだ、っていう思いが見えた感じだったんですよ。
もちろん、映像や映画には文法みたいなものや撮影に関するセオリーがあったりして、そこをはずすと完成度に影響してくることがあると思っています。
でもそれ以上に、作りたいから作ってるんだ、っていうまっすぐなところは、僕には大事なことに思えたんですよね。
僕はここのところずっと、完成度に重点を置いていたのですが、ただ、定石どおりではおもしろみがない。セオリーを破る破格なところも作品の魅力になりうるわけですね。
作りたいという思い。見てもらうこと、見て味わってもらうこと。
スクリーンを見ながら、ときおり、これから作る自分の画を思い出したりして、そんなことをあらためて考えていました。
ラベル:ビデオアート


